マロン

マロン

2016年7月25日 天国へ

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7月25日、スポンサーホースのマロンが亡くなりました。

前日の24日に腰のふらつきがあり、両腰角には起き上がる時についたと思われる傷がありました。
それでも夕方に見に来た時には、歩いて砂糖を食べに来たので大丈夫だと思い放牧のままにしました。
しかし翌日の朝、放牧地で横になったまま立てなくなっていました。
何とか立たせようとしましたが、後肢に力が入らず立つことができなかったので、重機で体を吊って立たせようとしましたが、やはり後肢に力が入らず踏んばりが効かない為、ぶら下がっているような状態になってしまいました。
何とか馬房まで運び入れ、再度吊って立たせようとしましたが、やはり立つことができず獣医師と相談した結果、回復の見込みがないのとこれ以上苦しみと痛みを与えたくないという結論になり、安楽死の処置をしていただきました。

詳しい結果はまだですが、立てなくなった原因は、「高齢による首の脊髄損傷からのウォブラー症候群による骨盤骨折が原因でした。

マロンは、1990年生まれの26歳。
2年前に亡くなったブランカと一緒に、島根にある馬の施設で虐待を受け、その後 個人の方に引き取られて引退馬協会を通してホーストラスト北海道に来ました。

ホーストラスト北海道に来てからは、ブランカ、シルバースワットと3頭で過ごしていました。
そして、今年の春に亡くなったウルヴズグレンが入厩してからはブランカはグレンと、マロンはシルバーと2組のカップルができました。
いつも4頭一緒に生活をしていたので、私達は「仲良しカルテット」と名付けいつも仕事の合間に癒されていました。

何度か体調を崩し、馬小屋で数日過ごしたこともありましたが、そんな時はシルバーが窓越しに気にかけ鳴いていたり、放牧地ではぐれた時もシルバーがマロンを呼び、走って側に寄り添っていました。
ブランカとグレンもとても仲が良かったですが、マロンとシルバーも負けないぐらい仲良しでした。
ブランカ、グレンが亡くなり、マロンとシルバーの2頭になってしまった時は、私達も見ていると寂しい気持ちになりましたが、「2頭の分まで長生きしようね」と話しかけていた矢先っした。

今頃、ブランカとグレンに会ってるかな?
シルバーは1頭になってしまったけど、頑張って生きていくから、みんなでシルバーと他の馬達を見守っていてね。
ありがとう、マロン。

 
マロン1
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マロン3
 
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マロン6